2010年6月5日土曜日

飲酒運転するな

本日は飲酒運転防止の屋外広告の事例です。潰れた車でボトルを形づくり、ラベルの部分にはヘブライ語で「“Don’t drink and drive.”(飲酒運転するな!)」と書かれています。インパクトは非常に強いですが、ラベル部分のキャッチコピーがなければ気付かれにくい屋外広告だと思いました。

2010年6月4日金曜日

MONEY

本日は屋外広告の事例です。カンヌ広告賞でシルバーライオンを受賞した作品で、知っている方も多いかもしれません。
この広告、一見すると何の広告は分かりませんがお金が大量に入っていることは分かります。実は強化ガラスの広告でどうやっても割れないことを訴求しています。商品の魅力を、紙ではなく商品そのもので魅せるアイデアに感動しました。

2010年6月2日水曜日

家族

本日は新聞広告賞の事例です。この広告は、2007年のデザイン賞を受賞しています。キャッチコピーは「少し、離れてみる。」。ドットで家族という文字が表現されており、近くからは文字が判断しにくいデザインになっています。
ポスターには以下のことが書かれています。

あなたは、久しぶりに実家に帰ったとき、何だか家族のことを、とてもいとおしく感じた経験はありませんか。
常に一緒にいること。それは家族にとって、とても素晴らしいこと。
けれど、長い時間一緒に住んでいると、どうしても家族の大切さが見えなくなってしまうことがあります。
そんな時は、ちょっとだけ家族から距離を置くことで、また再び本当の家族の姿が、見えたりするのではないでしょうか。

家族との距離を、視覚的な距離と家族という文字を用いて巧妙に表現している、すばらしいデザインだと感じました。

2010年5月31日月曜日

スターウォーズ

本日は「スターウォーズ」からエピソード1の事例です。ストーリーが分かっている方は、この広告を見ると、すこし驚きがある仕上がりになっています。この広告は、ダースベイダーの幼少が描かれていますが、将来ダースベイダーになることが影になって表現されています。一見分からないシンプルな広告が、後に与える発見にも似た感覚は単純に色彩などでインパクトを与えるよりも、ささると思いました。

2010年5月29日土曜日

世界を変えるデザイン展


本日は東京ミッドタウンで行われている「世界を変えるデザイン展」の事例です。世界の発展途上の国々の人が抱える様々な問題を解決したデザインの紹介を行う展示会で安価でなおかつ、現実の問題のデザインを用いて解決しています。とかくデザイン家具やデザインマンションなどデザインがブームのように、また高価な存在としてある日本において、本当のデザインというものの在り方を考えさせられた展示会でした。もし機会のある方は是非。世界の意外な現状が分かります。

2010年5月28日金曜日

FIRE


本日はキリンFIREの車内広告の事例です。この商品は缶コーヒーゼリーで缶を振って飲むことを表現しています。3回振れば、ちょっと空いた小腹を満たせるようです。何かを動く表現を行うためには、動画など考えがちです(例えば、トレインチャンネルとか)。しかし、この事例は電車内の広告という「空調」の利点を生かし、振るという商品の魅力のひとつを訴求するおもしろい考え方だと思いました。

2010年5月26日水曜日

マンガの力

本日はアニメのキャンペーンの事例です。ご存知の方も多いかもしれませんが、2009年12月12日に公開された「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」。劇場入場者に漫画「ONE PIECE」のコミック0巻をプレゼントすることが発表されてから、販売枚数が飛躍的にアップしたということです。漫画「スラムダンク」も「あれから10日後」という続編のストーリーを旧神奈川県立三崎高校の黒板を用いて教室ごとストーリーが見れるようになっています。3日間行われた「スラムダンク」1億冊感謝ファイナルイベントは非常に話題になり、多くのファンが訪れました。現在この「あれから10日後」も書籍化されています。
この2つのマンガは、単純ですがファンが多くスラムダンクに至っては、マンガ自体は終了しているにも関わらず現在も多くの人の心を掴んで離しません。確かにキャンペーングッズを用いて人の関心をひきつけるのも方法としてはあると思いますが、何より本編に大きく関わるストーリーが多くの人の興味や関心を引き立てることは間違いないと感じました。
ちなみに書籍として発売されていた「あれから10日後」の中身(下の写真)ですが、かなり凝られたものになっていますね。

2010年5月24日月曜日

六本木クロッシング

本日は「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」の事例を紹介します。これは現在森美術館で開催されている多様なジャンルのアーティストやクリエイターを紹介するものです。芸術ということもあり、私の考え方が適切ではないかもしれないですが、デザインとは違うエネルギーを感じました。特に印象に残っているものとして、青山悟さん、照屋勇賢さん、Chim↑Pomさんがあります。
青山さんの作品は、ポリエステルにメタリックな糸と黒糸で刺繍されています。画像から一見すると絵画に見えますが全て糸で構成されている作品に熱意と、青山さん自信の考え方が伝わるすばらしい作品でした。次は照屋さんの作品です。「告知ー森」というタイトルの作品。一見すると木にしか見えませんが、実はマクドナルドの紙袋を切り取り、テープやのりを使用せず仕上げています。かなり綿密で丁寧な作業だと思いました。タイトルがすっと理解でき感動しました。
最後はChim↑Pomさんの作品です。この作品のタイトルは「日本のアートは10年おくれている、世界のアートは7,8年おくれている」です。食べ物にまみれた男と女のマネキンがポッキーを加えてキスをしようとしています。インパクトという面では、圧倒されました。こぼれているのは、かなりリアルな食べ物です。(アップの画像はご勘弁ください。)芸術に関しては私にとっては難関で理解しがたい部分も多いですし、そもそも理解というものを求めていないかもしれません。ですが、日常の世界とは全く異なる視点の世界に浸り、これから違う考えに発展しそうな可能性を大きく秘めているように感じました。

2010年5月23日日曜日

dot park

本日は六本木ヒルズのdot parkの事例です。六本木ヒルズアリーナのメインスクリーンでも3D映像が視聴できます。巨大なスクリーンに映し出される3Dのスクリーンは非常に多くの人の好奇心と驚きを与えていました。何よりも驚きなのは、3Dメガネを無料配布していたことです。もちろんメガネの作りはコストを抑えて作られています。しかし、ティッシュの無料配布のごとく配られ、多くの人が楽しめるような仕組みは現在3Dのテレビなど液晶スクリーンの3D化がブームのような一過性のものにならない、すばらしいものだと思いました。

2010年5月22日土曜日

ケシポン

本日は読売広告大での受賞作品の事例です。2008年の入賞作品の中でも、私は榎本進吾さんのケシポンという商品広告に惹かれました。このケシポンは、個人情報の取締りが厳しい昨今、ハガキやDM等の住所・宛名にポンと押すだけで情報を守る個人情報保護スタンプです。日本人の誰もが小さい頃から知っている「さっちゃん」や「あんたがたどこさ」の歌詞を隠すという表現が目を惹きつけ、商品の魅力を結びつけるために非常にうまく表現されていると思いました。

2010年5月20日木曜日

ゲゲゲの鬼太郎


本日はゲゲゲの鬼太郎の液晶スクリーンの広告事例です。ゲゲゲの鬼太郎といえば、現在の朝の連続テレビ小説になってもいる日本を代表する漫画です。液晶スクリーンは基本的に人が足を止めるような密集する場所に設置されてる場合が多く、一方的な情報です。しかしこの事例は訪れた人の顔を認識して液晶スクリーンに自分がゲゲゲの鬼太郎の髪型と、縞模様のちゃんちゃんこを着るような技術を使っています。広告を見るのではなく、街中のアトラクションのような見る人も参加でき、かつ楽しめるこの事例は、もっと多くの広告に利用できるすばらしい考え方だと思いました。ちなみにこれは、大阪の道頓堀です。実際やられた方も多くいるかもしれませんね。

2010年5月19日水曜日

クレイジーな人たちがいる


本日は米アップル社のCMの事例です。このCMは最後にAppleと分かるだけで一切、商品を見せずに完結しています。常識を常識として考えないクレイジーな人たちが、この世の中を変えてきたというApple社の企業姿勢を表していると思いました。日本語の訳を載せたので是非読んでみてください。
たった1分の動画で人の心をつかんで離さない、非常にすばらしいものだと感じました。

クレイジーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。

四角い穴に丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。

彼らは規則を嫌う。
彼らは現状を肯定しない。

彼らの言葉に心を打たれる人がいる。

反対する人も
賞賛する人も
けなす人もいる。

しかし、彼らを無視することは、誰にも出来ない。

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。

彼らはクレージーと言われるが
私たちは彼らを天才だと思う。

自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから。

Think different

2010年5月17日月曜日

UT STORE

本日はUT STORE HARAJUKU の事例です。既にご存知の方も多いと思いますが、私は全く知りませんでした。私は夜に訪れましたが、周りが暗いからか赤の文字が非常に目立ち、いまだ多くの通行している人に驚きを与えていました。私ももちろん驚きました。電光掲示板は街中に溢れていますが、建物の壁面に溶け込むように取り付けられていて、かつ未来的な店内の雰囲気と合い、うまく利用していると感じました。さらに店内は、Tシャツを缶に入れるという従来の買い方とは異なる感じが買う気をそそりました。本来ならアニメのTシャツを買うとなると少しマニアックな感じがしますが、この店内ではまるでそれを感じさせない雰囲気が不思議でしたし、受け手が外でお店を見つけ、買うまで惹きつけて離さない、すばらしいデザインだと感じました。企業やアニメなど、色々なものとコラボレーションしていたので是非サイトを見てください。そんな取り組みもおもしろい魅せ方だと思います。

2010年5月16日日曜日

バンクーバーオリンピック


本日はNTTdocomoがバンクーバーオリンピックで行ったCMの事例です。CMではZARDの「負けないで」という名曲で日本を応援するという広告になっています。ひとつの名曲だけ、それでも心に響くこのCMの力に表現と曲の素晴らしさを感じました。名曲はそれだけで人の心を引き付ける力があること、また携帯電話ではなく「オリンピックで日本を応援する」という、国民性に着目してCMを表現しているところがうまいと思いました。ちなみに応援メッセージを送ると、選手からのお礼メッセージと特製待受画面がもらえ、オリンピックVerのドコモダケ動画も視聴可能になるということでした。「応援の共有」という心理的な要素をうまく利用していて、すばらしいと思います。
2010年2月4日までに集まった約8,000通の応援メッセージの中から一部を寄せ書きにして、特製の応援フラッグを制作しています。バーチャル空間だけでなくリアルの世界とのつながりも考えられています。

2010年5月15日土曜日

ハート・オブ・ウーマン


本日は「ハート・オブ・ウーマン」という映画のストリー上に出るNIKEのCMの事例です。この映画は、広告代理店のディレクター、ニック(メル・ギブソン)がひょんなことから、女性の心の声が聞こえるようになります。そんな女性の気持ちを読み取りNIKEのシューズの女性向け広告を作成し大成功を収めます。映画は社内での恋愛模様が主ですが、その中に出てくるNIKEのCMに非常に感動しました。これを最初に見た当時、私は自分自身が広告関係の職業に就くと考えてもみず、ただただ感動していました。この映画のストーリー自体、現実離れしていながらも非常に面白く個人的には大好きですが、是非このCMを見てください。私のつたない日本語訳で申し訳ありません。

走る前に鏡の前に立つことはない。そして道が、あなたの服装をどのように思うか考える必要もない。
ジョークを聞く必要もなければ、道を走るためにジョークにおかしいふりをする必要もない。
より魅力的な服装をすれば、走りにくくなるだろう。
道は、口紅をつけているか気に掛けることも、年齢を気にかけることもない。
道の上では、いくら儲けているのか気にかけることもないのだ。
気が向いたら1日中であろうと、2,3時間であろういつでも、道に立ち寄ることができる。
道が気に掛ける唯一のことは、時々は訪れるかだけなのだ。
Nike, no games, just sports.

"You don't stand in front of a mirror before a run and wonder what the road will think of your outfit. You don't have to listen to its jokes and pretend they're funny in order to run on it. It would not be easier to run if you dressed sexier. The road doesn't notice if you're not wearing lipstick, does not care how old you are. You do not feel uncomfortable because you make more money than the road. And you can call on the road, whenever you feel like it, whether it has been a day, or even a couple of hours since your last date. The only thing the road cares about is that you pay it a visit once in a while. Nike, no games, just sports."

2010年5月14日金曜日

クノール

本日も車内広告の事例です。この広告は「クノールカップスープ」のつらら広告です。これは山形鉄道フラワー長井線というローカル線の車内にプラスチック製のつららを中刷りとして表現しています。春を待ちわびる人たちにあたたかな温もりを与える広告だと思いました。また氷が溶けた床には、ふきのとうが芽が出すという春の訪れが表現されていて非常に細部までこだわっていると感じました。このキャッチコピーは「春より先に、溶かしてあげる。」です。クノールの良さが非常に効果的に伝わっていると感じました。

2010年5月13日木曜日

NHK きょうの料理

本日は電車の車内広告の事例です。日本放送出版協会の「NHKテキスト『きょうの料理』放送50年キャンペーン」のPRとして用いられた広告ですが、電車広告特有の吊り下げる広告をうまく利用している広告だと思いました。真正面から見ると、本物と見間違うかのようなリアルな雰囲気を出しています。既存の広告のように長方形の紙ではなく、おたまやフライ返しのような調理器具を一つ一つ切り抜くという考え方が、周囲から見事に突出しすばらしいアイデアだと思います。この広告は一切コピーがありませんが、この広告を入り口に窓上の広告や、ドア上のムービーへと連続的な広告展開を行っています。

2010年5月12日水曜日

DOLEMAN


本日はバナナのDOLEの屋外広告です。この広告は東京ミッドタウンのMIDTOWN TOWERを出ると突然現れます。東京ミッドタウンは屋外広告が乱立せず、落ち着いている印象が強いです。そんな中で、このドールマンの広告は、ビジュアルも去ることながら非常に目立っていました。一時期、白い状態で広告がなかったのでDOLEは広告をもう出さないのかなと思いました。ですが先日訪れたらばっちり、ドールマンに出会えました。一歩出ると屋外広告だらけの六本木で、非常にうまく目立っていると思いました。

2010年5月11日火曜日

non smoking area

このポスターは、タイトルどおり禁煙場所を表現しています。これは世界禁煙デー(5月31日)のポスターとしてつくられたものですが、タバコを一切使わず、またコピーがそのままスッと表現と重なり、ポスターの意味が瞬時に理解できました。確かにデザイナーの考えや表現力は重要だと感じますが、ポスターの役割はそれらデザイナーの声がなくとも受け手に意図していることが分かる。それが何よりも重要ではないかと感じました。

2010年5月10日月曜日

本日は会社自体を広告塔として話題性を持たせた事例です。これは電通の2011年度卒の新卒採用を受ける学生が「夢」をテーマに10文字以内で言葉を考え11つ(2011年度にちなんで)をコピーライターが選び、電通のビルに映し出されるというもの。今年の就職活動は特に、100年に1度の氷河期や内定取り消しの話題など暗いニュースが絶えません。そんな中、これから社会に出る学生が内定ではなく「夢」という純粋なテーマに対して描く言葉は、私の心もそうですが多くの人に働くことの原点を考えさせてくれる感動的なものだと感じました。ちなみに選ばれた11つはこれです。
1つめの夢   「独り」をなくしたい
2つめの夢   脱、草食。
3つめの夢   父の会社をCMで救う
4つめの夢   モテるタイプを変える
5つめの夢   古墳ブームをおこす。
6つめの夢   月へ SMILEと描く
7つめの夢   キラキラキラキラキラ
8つめの夢   デキルあほになる!
9つめの夢   うふふの連鎖
10こめの夢   世界平和。本気で。
11こめの夢   だれかの夢を生きない

2010年5月9日日曜日

マクドナルド


本日はテレビで見た球場の広告。この試合は巨人対ヤクルトの試合です。注目していただきたいのは(といっても見てしまうと思いますが)、マクドナルドの広告。「たのむぞ、ホームラン!」は個人的にかなりささりました。と言うのは、基本的にここの広告。会社の名前だけの場合が多く、試合は覚えていてもさっぱり広告は覚えていません。ですが、このファンの気持ちを代弁したかのような、マックの広告は周囲からもうまく抜けていて、うまいと思いました。ちなみに、この援護を受けたのか12-0で巨人が大勝しました。

2010年5月8日土曜日

きっと勝つ

本日はキットカットの事例です。ベンチを用いることでキットカットをうまく訴求してると思います。個人的には、キットカットはきっと勝つというゴロにちなんで受験などの期間限定のパッケージにしたり、ただおいしいというだけでなく、お守りとしての機能を果たしています。パッケージにメッセージを入れる「キットメール」という工夫は、このお守りとして効果と応援する人の心理をうまく利用していておもしろいと感じました。

2010年5月7日金曜日

IKEA


本日はイケアの広告をご紹介します。階段に張った洋服があたかもタンスのように見えます。
キャッチコピーは「Create space.Organise.」。直訳は「スペースを創り整理せよ。」ということですが、階段を効果的にかつ、非常にうまく利用しているアイディアだと感じました。