



本日はグラフィックトライアル2010に行ってきたので、その中の「インキの追求とハンド・トゥ・プレート」を紹介します。このグラフィックトライアルはグラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を獲得するための試みであり、第一線で活躍するクリエーターがさまざまな印刷表現に挑戦する実験企画です。私は、「究極のフェイクをめざす」というアートディレクター
仲野昌晴さんの作品に期待したのですが、それよりも
菊地敦己さんの作品に魅せられました。コンピューターによってデザインされたものではなく、自分の手で直に版に描き、そのまま印刷するこの試み。意図されていないデザインというべきか、コンピューターで創るのとは違う、手で描かれた人の残像のあるデザインはささりました。是非グラフィックトライアル2010に足を運んでみてください。
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