2010年4月30日金曜日

グラフィックトライアル2010




本日はグラフィックトライアル2010に行ってきたので、その中の「インキの追求とハンド・トゥ・プレート」を紹介します。このグラフィックトライアルはグラフィックデザインと印刷表現の関係を深く追求し、新しい表現を獲得するための試みであり、第一線で活躍するクリエーターがさまざまな印刷表現に挑戦する実験企画です。私は、「究極のフェイクをめざす」というアートディレクター仲野昌晴さんの作品に期待したのですが、それよりも菊地敦己さんの作品に魅せられました。コンピューターによってデザインされたものではなく、自分の手で直に版に描き、そのまま印刷するこの試み。意図されていないデザインというべきか、コンピューターで創るのとは違う、手で描かれた人の残像のあるデザインはささりました。是非グラフィックトライアル2010に足を運んでみてください。

2010年4月27日火曜日

ユニクロ


本日はユニクロのCMです。ユニクロは様々な会社のテレビCMの中でも特に印象が強いです。これらユニクロのCMを担当しているのはワイデン&ケネディ社のジョン・ジェイ氏。彼曰く「テレビを見ている人たちをもっと尊敬して、彼らのインテリジェンスに期待すべきだ。だから値段のことをしゃべる必要はない。これで僕のいいたいことは必ず伝わる。」といっています。ユニクロは「安かろう。悪かろう。」という概念そのものを崩した会社であることは間違いないと感じましたが、広告主のことを本当に理解しているクリエイターによってつくられるモノは、既存の概念を崩す大きな力を多くの人に与えることが出来るのだと感動しました。

2010年4月26日月曜日

What Goes Around Comes Around

今回は「What Goes Around Comes Around」。訳すと「巡り巡って自分に降り懸かってくるものだ」ということです。1枚のポスターですが、柱に巻くことで、向けた武器は自分に返ってくる反戦公共ポスターになっています。屋外広告は、場を想定した作り方をすることで新たな視点が得られると感じました。

2010年4月25日日曜日

立つ



昨年のグッドデザイン賞にも出品されていましたが、「立つしゃもじ」です。個人的には、いつもご飯粒がついたしゃもじをどこに置くか迷いますが、そんなストレスが改善される気がしました。ちなみに全く別のデザイナーだと思いますが、おたまや皿など食器は自立することで新たな利便性が得られるのではないかと感じました。

2010年4月24日土曜日


皺(しわ)をテーマにしたプロダクトです。考え方が非常にユニークだと感じました。どんな商品に関しても、その多くは「張り」があります。人は「張り」を希求しますが、実は自然界を見渡すと全ては皺から出来ています。例えば葉とか人間自身にも。この皺をポジティブに考え、従来の「張り」ではなく「皺」の観点からプロダクトを考えてみようというのがこの皺プロダクトの考えです。特に、洗濯板は秀逸だと感じました。皺と機能、そして行為を一体化させたようなプロダクトになっています。詳しくはこちらに見てください。

2010年4月23日金曜日

believe in technology


孫正義さんが人生で影響を受けた3分の映像です。「believe in technology(偉大なるテクノロジー)」ともいうべき、将来の技術発展は現代の問題の多くを解決する手段になっていくことを訴えています。孫さんの講演(孫正義LIVE)は私を感動させるものでした。学生向けの講演でしたが、これで人生を変える学生も少なからずいるのではないかと感じます。それほど貴重な話だと思います。2時間以上と長いですが是非見てください。こちらから見れます。

2010年4月22日木曜日

恋人の距離



東京ミッドタウン・デザインハブ第 21 回企画展「日本のデザイン 2010」に行ってきました。個人的には廣村正彰さんの「恋愛とデザイン」が印象的でした。特に「場所」というタイトルは、情報化社会が進み物理的に距離を気にせずコミュニケーションをとれる社会になっていますが、実は物理的に距離があるとお互いの事を考えてしまう。そんなある種距離を求めてしまうかのような不思議な恋愛模様をこのコンドームのCMとともに書かれていました。このCMは表現自体非常に秀逸だと感じていましたが、今回のこの企画展でデザインをコミュニケーションのひとつと考えたとき、確かに恋愛と似て非なるものがあると考えさせられました。以下に廣村さんの企画展に対する考えを載せました。もし興味のある方は是非行ってみてください。

誰にも経験があり、避けて通ることのできない「恋愛」は、 ときにさまざまな障害や矛盾を克服してしまうほど、力強いコミュニケーションを実現します。 一方これからのグラフィックデザインには、 受け取る人の心を強くゆさぶり、引きつけるコミュニケーションが求められています。 ここでは「距離」「体験」「装飾」「物語」「場所」の5つの切り口から、 恋愛とデザインにおけるコミュニケーションのあり方と、その可能性を探ります。

2010年4月21日水曜日


このポスターは山城隆一さんがデザインした代表作「森のポスター」です。1955年にデザインされたものですが、森、林、木という文字によって自然の森を表現しています。山城さんは猫を主に描くポスターが多いようですが、私は一番このポスターに魅かれました。日常の文字そのもので、このアイディアとビジュアルには驚きます。

2010年4月20日火曜日

日常の21世紀




個人的に原研哉さんは尊敬するデザイナーの一人ですが、その中のReDesign/日常の21世紀展は衝撃でした。従来のデザインと新しく提案されたデザインとの「差異」の中にデザイン本来の切実な本質を浮かび上がらせることを意図した展覧会です。詳しくはこちらからどうぞ。

2010年4月19日月曜日

NO MORE HIROSHIMA!


1945年8月6日午前8時15分広島、晴れ。一瞬の閃光。
誰にも生きる権利は与えられている。戦いの場でもないごくありふれた平和な日常生活の場に突然、最も残酷な死が訪れる。そして、罪もない多くの子供たちまでが誰にも看取られずに死んだ。改めて激しい悲しみと怒りがこみあげてきます。
断じて、広島・長崎に起きた原子爆弾投下の暴挙を許すことは出来ません。
デザインはいつもポジティブで、清く、正しく、美しくあることが宿命であると思ってやってきました。
しかし、今回このポスターをデザインするにあたり、今まで何も出来なかった自分自身の感情表現として、 私は“HIROSHIMA APPEALS 2007”では“悲しみ”と“怒り”を率直に訴えようと思いました。
この黒い丸は、叫ぶことさえ出来ずに、死んでいった人たちの悲しみと怒りのシンボルです。恥ずべき人類最大の汚点であり、黒こげの日の丸であり、ひいては絶望の地球の姿に他なりません。
NO MORE HIROSHIMA! NO MORE NAGASAKI!
あれから60年もたったのに、何故戦争は終わらないのですか?

イヒ!





2010年4月18日日曜日

無印良品

100兆ジンバブエドル

100兆ジンバブエドル紙幣がムガベ政権のもと紙くず同然になったことを訴求しています。
最高のアイデアは、時として10セントもかからないものです。

17分に1人




よろしくお願いします。

人の裏を書くような、おいしい話を書きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ブログはいつも家でやろうと思います。